映画

タイムテーブル 1日目: 10/6(土) 2日目: 10/7(日)
玄牝 11:00~12:35 16:10~17:45 (ママ上映)
カンタ!ティモール 16:00~17:50 (ママ上映) 11:10~13:00

観覧料は一回500円 (小学生以下無料) です。また、ママ上映タイムはこどもさんとご一緒に見て頂けます。一緒にご覧いただくみなさま、ご協力をおねがいいたします。

玄牝」 (監督: 河瀬直美、92分) [公式サイト]

お産という根源的で本能的な営みを、季節ごとに表情をかえる自然の中で見つめたのは、『萌の朱雀』『殯の森』の河瀨直美。2004年に長男を出産したことを振り返って「命とはただひとつで存在するものではなく、連綿と続いてきたもの、そして続いていくもの」と語る監督自らが、16mmフィルム・カメラで撮影した。見るものの五感をひらく緻密な音響設計は、故・佐藤真、青山真治らの作品を音づくりの面から支えてきた菊池信之が担当。オーガニックで美しい音色を奏でるのは、アコースティックなオーケストラグループ、パスカルズを率いるロケット・マツ。映画は、繊細な瞬間の撮影を受け入れた女性たちの圧倒的な美しさとともに、生命の神秘のありようを映し出している。

“自然分娩”とは?吉村医院とは? 吉村医院では院長の考えのもと、薬や医療機器などの人工的な介入をせず、女性が本来持っている“産む力”を信じて産む「自然なお産」(自然分娩)を行っている。院内に建つ江戸時代中期の古民家=古屋は、薪割りや板戸ふきなど昔ながらの労働や、一汁一菜の素朴な昼食をとる場として妊婦たちに開放し、出産に向けて心とからだづくりの大切さを伝えている。

出演: Tadashi YOSHIMURA 吉村正
1932年3月愛知県生まれ。吉村医院院長。医学博士。名古屋大学医学部卒業。1961年より吉村医院院長として49年にわたり、2万例以上のお産に取り組む。日本が高度経済成長の只中にあった60年代、お産もまた、助産婦さんの手で取り上げられるものから、病院で行われるものへと移行していた。吉村医師も、開院当初は最先端の医療機器を備えた産院として、管理医療を目指していたが、産科医として数々のお産に立ち会うなかで、自然なお産がもたらす命の神秘、その美しさに気づかされたという。

監督・撮影・構成: Naomi KAWASE 河瀨直美
1969年奈良市生まれ。1986年大阪写真専門学校(現ビジュアルアーツ専門学校)映画科卒業。映画表現の原点となった傑作ドキュメンタリー『につつまれて』(92)、『かたつもり』(95) で、1995年山形国際ドキュメンタリー映画祭国際批評家連盟賞などを受賞。

カンタ!ティモール」 (監督: 広瀬奈津子、110分) [公式サイト]

(意味 = 歌え!ティモール)
東南アジア、東ティモールを舞台に、大地とのきずなを描くドキュメンタリー。

1999年までの24年間で人口の3分の1を失うという、狂気のような殺りくを受けた東ティモール。消えない悲しみを抱きながら、許すという選択をした人々の姿が、美しい音楽とともに綴られる。

日本が深く関わりながら、ほとんど報道されなかった東ティモール問題を取り上げた、国内初の作品。

作者らは極力通訳を介さず、住民と共に暮らす中から歌と言葉を引き出した。ゲリラ兵や、女たち、シャーマン、獄中から東ティモール独立を率いた初代大統領の貴重なインタビューが含まれる。文字を持たない口承文化特有の、詩のようにつむがれる言葉の数々が、胸に残って離れない。

[プロデューサー] 小向定 (こむかいさだむ)
[監督] 広田奈津子(ひろたなつこ)
[シナリオ/編集/ナレーター] 広田奈津子
[助監督/音楽監修] 小向定[監修]中川敬(Soul Flower Union)
[監修] 南島風渉(報道写真記者・著作「いつかロロサエの森で 東ティモール・ゼロからの出発」)
[企画・制作] 広田奈津子 /小向定